2014年7月24日木曜日

なぜ一流の経営者はスポーツに励むのか〜本日の気になった記事〜

仕事柄、私は多くのエグゼクティブと接する機会があります。彼ら彼女らは普通の人といったい何が違うのかとその生活ぶりを観察していくと、自分がベストパフォーマンスを発揮するためにベストコンディションを維持する取り組みを欠かさないことに気づかされます。

 たとえば、経営者は日常的にスポーツをやっている割合が高いという特徴があります。自分で時間をコントロールできるので、仕事の合間にジムへ行ったりできるからだという人もいますが、それは本質的な理由ではありません。

 経営者でスポーツをやっている人が多いのは、自分をベストの状態にしておくことに強いこだわりがあるからです。常に自分の身体を活性化させて元気にすることで、明るく前向きで上機嫌な精神状態でいようとしているのです。

 何か困難な問題が生じたとき、精神的な状態がよければ楽観的かつ生産的に反応し、前向きな方向性で対応することができます。ところが精神面が逆の状態だと「そんなのやめてしまおう」と後ろ向きの対応になってしまいます。

 短期的には大問題でも、長期的にみるとその問題を乗り越えた先に大きな飛躍が待っているような事態はいくらでもあります。起きた事実は一緒でも、その人の受け取り方によって解釈は変わり、解釈次第で決断の方向性も将来の展開も変わってくるのです。

 そして、事実の受け取り方は自分自身のコンディションによって変化します。スポーツに取り組む経営者はそれをよくわかっています。最高の決断をしたり最高のパフォーマンスを発揮したりするには、自分のコンディションを最高の状態にする必要があると知っているのです。

 「経営者の決断力は筋肉量に比例する」。私の知り合いの経営者にはそう言う人もいます。これは極端な意見ですが、「健全なる肉体に健全なる精神は宿る」アプローチで経営者はスポーツに取り組み、コンディションを整えようとしているわけです。

一方、精神面から自分のコンディションを整えようとするアプローチもあります。坐禅を組むのはそのわかりやすい例でしょう。私自身の取り組みを紹介すると毎年1回、グループ会社の経営者たちと三日間森の中に入ります。

 人工的な音がしない森の中に自分の身を置き、質素な食事の生活をしながらたたずんで「いままで何をやってきたか」「これからどうしたいか」を考えるのです。
http://diamond.jp/articles/-/55271?page=3

 わざわざ時間をとってそんなことをするのは、自分の感覚を研ぎ澄ますためです。産業革命以降、非常に激しい社会や環境の変化に人間は見舞われてきました。あまりに急速で大きかったため、人間はまだその変化に順応できていない部分があると思います。

 そこでいまの社会から自分を引っぺがし、森の中に自分を置く。すると3日目の午前中くらいから明らかに感覚が冴え渡ってきます。そのときに見えることや感じることは、普段の生活のなかでのそれとは明らかに違います。

 何も知らないと単なる休暇に見えるかもしれませんが、これはまさに精神面から自分のコンディションをよくするアプローチなのです。

錆びた剣を振り回しても勝てない
刃を研ぐ努力をせよ!

 決断力やパフォーマンスを発揮するためにコンディションを整える努力は、もちろん経営者やハイパフォーマーだけでなく一般のビジネスパーソンにも有効で、何もしていない人はいますぐ始めるべきです。

剣の使い方を一生懸命学んで実戦で活かそうとしても、肝心の剣の刃が錆びていたら敵を切ることはできません。仕事とは別に自分のコンディションをベストに整えるのは、刃を研ぐ作業にあたります。いくら仕事を一生懸命頑張っても、コンディションが悪ければ継続的に成果を出すことは困難です。

 コンディションだけがすべてではありませんが、これは少なからぬ人が見落としている重要なポイントだと感じます。その意味では二日酔いで出社するなどもってのほかで、最悪の気分で部下に当り散らしていれば、うまくいくはずの仕事も失敗してしまうでしょう。

〜ここまで〜

つい怠けてしまって瞑想や筋トレをやらなくなっている自分に気づいた。
それは自分に甘えているから!定期的に行う習慣を身につける

意識すること
筋トレ、瞑想は定期的に行う

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