2014年7月23日水曜日

〜本日の気になった記事〜

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2202E_S4A720C1000000/

先日、とある先輩の経営者の方が「あいつはゴルフのスコアをいつもごまかしている。ダメなヤツだ」と怒っていました。私はこれまで、別の複数の経営者からも、同じようなことを何回も聞いています。ゴルフをやる人であれば、かなりの人が身に覚えのある話だと思います。

 言い換えれば、そんなくだらないことで損をしている人が相当数、存在するということです。スコアをちょっとごまかすようなささいなことで、「あいつはダメだ」とレッテルを貼られてしまう。こんなバカバカしいことはないと、いつも思っていました。実は、サイバーエージェントの社内にもそういう人はいますし、ほかの役員も「あいつはごまかす」と気づいています。

 やはりそういう人は、テレビゲーム機でいうと「リセットしちゃう」ような癖があるのだと思います。上手くいかなかったら、なかったことにしてしまう癖です。

 ゴルフといえども真剣勝負。1回勝負で、結果を受け入れなければならないのに、その心の準備がない。真剣勝負であるという認識が甘く、どこかで「まだこれは練習だ」と思ってしまうのではないでしょうか。ひょっとして、心が弱い、自分に甘いのかもしれません。

 たかがゴルフのスコアごときで何を言っているのだ、と思われるかもしれません。しかし、ここで言いたいのは、たかがゴルフのごまかしで、本人が損をしてしまうということなのです。

私がそういう人に対して、心が弱い、自分に甘いという印象を抱くように、冒頭の先輩経営者やサイバーエージェントの役員も同じようなネガティブな印象を抱いています。それが、仕事に影響してしまうこともあるのです。

 ビジネスでもいろんな不利や不公平があります。そのうえで何が起きても自分の責任と捉えることができる、打たれ強さを求められます。ゴルフで起きたアクシデントの結果を自分の責任として受け入れられない精神的弱さがある、と周囲に見抜かれてしまっている人は、仕事上でも信頼を得ることはできないでしょう。くだらないことで損をしてしまうのです。

 さらに問題は、仕事のミスであれば指摘され、正す機会もあるのですが、ゴルフのごまかしの場合、そうした機会が訪れないということです。

 「そんなことをやっていても何のメリットもないうえに、仕事でも損するからやめとけよ」。そう、一言、教えてあげられるといいのですが、楽しくゴルフをプレーしている最中に、わざわざ言う気にはなれません。後日、わざわざ伝える気にもなりません。一度、役員会でこの話をしたら、みんなうなずいて、同じようなことを言っていました。「それは、言えない」と。

 だから、経営者ブログで広く一般論として書き、気づかせてあげることができればいいなと思った次第です。周囲はとっくに気づいています。恥ずかしいことだと思われている。そのことに気づいていないのは、ごまかしをしている本人だけです。

〜ここまで〜

私も誤魔化したくなる心理にかられることがあります。いけないと思っていてもついついごまかしてしまう・・・・本当に自分に甘いのだと思います。


意識すること
小さなこともごまかさない。周囲は絶対に気づいている。損するだけ!

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