2016年3月30日水曜日

他人との会話がつまらない 〜気になった記事〜


〜ここから〜
何歳がピークかは人によるのでしょうが、思春期から20代前半くらいの年代はもっとも「他人に厳しい」時期です。接する他人のほとんどに対して、相手の欠点が先に目につき、「こいつも、ダメなのか」とガッカリしたり、腹を立てたりしやすいのが、この年代の典型的な気分です。

回答者は、やや精神の成長がオクテでありましたが、大学時代、さらに新入社員時代(よりももう少し後まで続きましたが)は他人の欠点ばかりが見え、また、自分の期待に応えてくれる他人がいないことにイライラしている「感じの悪い青年」でした。加えて、自分に自信がないことの裏返しで、自分よりも何かで劣る他人に対しては、まったく容赦なく(しかも案外上手に)軽蔑を表現する迷惑な若者でもありました。

この時期は、自分を満足させる他人を焦って求めるべきではありません。

せっかく意識が活性化しているのですから、哲学の本でも読んで理性の筋トレをしておくのがいいと思います。バカ(相談者から見て)を相手に話をする努力などやめて、本を読みましょう。

内容にありがたみを感じつつも、パッと読んだだけでは十分理解できない対象であれば、何を読むのでもいいと思いますが、あえて薦めるなら、カントがいいでしょうか。平たい言葉でもありがたみを感じることができるなら、プラトンでもいいかもしれません。もっとケレン味のある哲人でも構いませんが、難しいと思う本を読んでください(小説はたぶん時間の無駄です)。

さて、どんな哲学と対話したにせよ、その対象は人間の何か(認識とか、理性とか、本性とか)なので、いずれ「人間」というものに対して興味が湧いてくるはずです。

そのときに相談者は他人に興味が湧くでしょうし、他人の話を聞いてみたくもなるでしょう。断言しますが、この世の中で一番面白いものは「人間」であり、とりわけ「他人」です。

ただし、すべての他人が面白いとは限りませんし、他人の面白さを感じる側にも能力(理解力と感性)が必要です。当面は、後者を拡張しつつ、出会いを待つしかありません。保証はしませんが、自分が面白い人になる頃には、面白い他人が自然に周囲に現れるはずです。
〜ここまで〜

気付いたこと
・ 未だに他人との会話がつまらないと感じてしまう。。。
  哲学本を読む!
  人間とは何かを考える。

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