2016年12月19日月曜日

最も不思議な会社は、「恫喝」と「強制」をマネジメントに使うこと

最も不思議なことは、「恫喝」と「強制」をマネジメントに使うこと
なぜならば人は恫喝のもとで強制的に動かされると、恐ろしく非効率になるからだ。
http://blog.tinect.jp/?p=32606


たとえ短期的になにがしかの成果が出たとしても、恫喝したり、人に強制したりする行為は、恐ろしく手間がかかり、継続的な監視が不可欠である。
そしてそんなことばかりしていれば、本業が疎かになるのも当然だ。恫喝や強制によって人を縛る行為は、必ず対象の人物の中に嫌悪と遺恨を残し、最終的には上司や会社への報復となって跳ね返ってくる。

社員に嫌な仕事を強制する→効率が落ちる→儲からない→ますます過重労働を強制する→ますます効率が落ちる

賢いマネジメントは「恫喝」や「強制」を最小限にするよう、恐ろしく注意を払う。
人間の特性を理解し、それを利用して生産性を高めようとあらゆる手を尽くしている。

例:
Googleは、新人が早く会社に溶け込めるよう、新人をチームに迎える予定のマネジャーに、次の5つのチェックリストを記載したメールを送っている。

・仕事の役割と責任について話しあう

・新人に相棒をつける

・新人の社会的なネットワークづくりを手助けする

・最初の半年は月に1回、新人研修会を開く

・遠慮のない対話を促す

これらの項目には全部で1ページ半ほどの簡潔なマニュアルが付いており、マネジャーはこの通りにやるだけで、研修期間は1ヶ月短く、新人の戦力化を25%早いペースで行うことができる
※参考文献: ワークルールズ!

大事なのは、方針を憶えることではなく、仕事の中での実践です。社員に唱和を要求するより、製品開発の手続きや品質管理のチェックリストに方針の内容を含めてください。クレームへの対応も、迅速に問題を解決できるようフローを変更して下さい。そうすれば方針が浸透するでしょう。

〜ここまで〜
仕事の役割と責任について話しあうことを重視する。

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