2015年2月28日土曜日

昨日の気になった記事〜良かれと思った発言が嫌われる「〜したほうが良いよ」という言い方を変えてみた〜

「なんかやたら周りに嫌われてるんだよね
 良い先輩だと思ってるんだけどなあ」

自分は後輩や仲間のことを思って
色んなことを考えて
色んなことを助言してきたのに
反発ばかり受ける。


知り合いがあるときに
飲みの席でこぼした本音。
ひょんなことから
その理由を考えることになりました。


なかばヤケになって
焼酎をあおりながら話しかけてくる。


どうしてなんだろう。
その言葉だけぽつり、と悲しそうで。


う〜ん
とぼくも一緒になって考える。

焼き鳥の皿もからっぽになって
「追加の注文ございませんか」
と店員さんがやってくる。


ぼくは鳥の皮が好きなので食べたくて、
皮、と注文をしたとき
「ハツのほうが良いよ」
と知人が言いました。


ぼくは皮食べたいのにと思いながら
「じゃ、ハツ2本ください」
と言ってメニューを閉じる。


店員さんがいなくなってから
ぼくは理由が少し分かった気がしたのです。


知人に言いました。
「それだね」

「ハツのほうが良いよ」だけじゃなく
思えばその日、知人は何回も
「〜のほうが良いよ」
を繰り返していたのです。
そしてそのたび、ぼくは
少しずつイライラしていました。


おそらく知人は他のところでも
何回も「〜したほうが良いよ」を
繰り返していたのだと思います。


それで、反発を受けていた。


どうして「〜したほうが良いよ」が
嫌われてしまうんだろうか


ぼくなりの結論は
相手のやったことがあるにも関わらず
それを無視して
自分が良いと思う方法だけを
相手に提案するからなのかなと思います。


想像してみてください。
自分が一生懸命につくった料理
食べてくれる人は薄味のほうが良いと思って
塩を少なめにしたら
「もうちょっと味濃いほうが良いよ」
と言われる。


いや、そりゃそうなのかもしれないけど
自分なりに考えて
「あんたのために薄味にしたんだよ。
 ちょっとはくみとれや」
と思うんじゃないでしょうか。


そう
自分は自分なりに根拠があってやってることを
「〜したほうが良いよ」という言葉は
それを全無視して、
全部消しゴムで消して
別の方法を提案するんですね。
まったく別のことを
相手の書いたことの上に書き直す
どうですか?気分悪いでしょう。

知人にとっては良かれと思ったことでも
まわりにとっては「自分全無視」と思われ
反発を受けていたんだと。



だから、それを変えてみようと知人に言いました。


「ハツのほうが良いよ」の前に
鳥の皮好きなの?」
「ここハツが美味しいから一回頼んでみてほしいな」
と言うように
相手の考えを1回くみとって、
どうしてそれを選んだのかを聞いた上で
自分の提案も理由を添えて
押しつけではなく言ってみる


そんなことを提案したら
知人は感じ入るところがあったみたいで
実践してみる、と。


その後、また飲んだときに
聴いてくれる先輩
と言われるようになったと
焼酎をあおりながら自慢していました。


その自慢癖も直しなさいよ(笑)

意識すること
私も「〜◯◯したほうが良いよ」ということが多い。相手の考えを1回くみとって、
どうしてそれを選んだのかを聞いた上で自分の提案も理由を添えて言ってみる。

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