2015年12月17日木曜日

リーダーシップとは

http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20150317/439486/?n_cid=nbpbpn_mm

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リーダーシップと強引さは、まったく異なる概念だ。部下の気持ちをつかみ、引っ張っていくことができなくてはリーダーになれない。重要なのは部下の意見をきちんと聞くことだが、「言いたい放題」にさせてはいけない。上司が尋ねた質問についてだけ、尋ねられた範囲で部下に意見を言わせるようにすることだ。

上司に突っかかってくるような部下とは、理詰めで議論をする。その場で部下の主張が正しいと思っても、上司は決して「俺が間違えていた」などと言ってはならない。「君の言うことについてはきちんと受け止めた。よく考えてみる」と答えて、2、3日経ってから、部下の意見を踏まえた内容を自分の意見として指示すればよい。

部下の意見はあくまで参考として聴取するだけで、判断は自分で行うという態度を貫くことが重要なのだ。部下に事実上の判断を委ねているという印象が広まると、部下はそういう上司を軽く見るようになる。部下から軽く見られるよりは、恐れられている方がいい。

どの組織にも要領のいい人がいる。ただし、こういう人は上司に追従する傾向が強い。追従者に囲まれたリーダーで、長くそのポストにとどまることができた人はほとんどいない。「追従者はリーダーの敵」という認識が重要だ。

部下が追従的発言をした場合には、露骨に嫌な顔をする。こういうことを2~3回繰り返せば、部下も追従を言わなくなる。こういう部下には、積極的に質問をして、意見を言う機会をつくらせるのがいい。

追従が言えるのはコミュニケーション能力が高い証拠だ。こういう部下が率直に批判的意見を口にするようになる時、リーダーと部下の間に本物の信頼関係が構築される。この信頼関係が、あなたのリーダーとしての地位を盤石にする。

上司と部下の双方を持つ中間管理職の場合、自分の役割は部下の要素が7、上司の要素が3くらいに考えておいた方がいい。組織は基本的に「上」の味方である。部下を最大限に働かせて、その成果を「上」に提供することが中間管理職に求められている機能だ。

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実践すること
・ その場で部下の主張が正しいと思っても、上司は決して「俺が間違えていた」などと言ってはならない。「君の言うことについてはきちんと受け止めた。よく考えてみる」と答えて、2、3日経ってから、部下の意見を踏まえた内容を自分の意見として指示すればよい。部下の意見はあくまで参考として聴取するだけで、判断は自分で行うという態度を貫くことが重要なのだ。


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