2014年4月27日日曜日

翔ぶが如く




世の中の原理
人生の主題がひとことで済むほどに単純なほど、歴史は強者をとる
国内の問題を外交に持ち込むのは愚の骨頂(昭和初期)。外交が国民的情念によって動くときは破綻する。まず外交は相手をよく知ってから。
日本の政治は利害、そして感情で動いている。論理で動くのはわずか。
政治で「誠実」を守るのは勢力と技術が必要
「革命」は目先の利益で考えると失うもののほうが大きい。それを人は知っているからなかなかできない。人は慣れ親しんだ秩序を好む
「権力」というのは神以上の力を発揮できるとともにいつでもその人間を死刑台にもなりうる。日本では個人に権力が集中することは好まれない。何か英雄(天皇など)を担ぐことにより英雄と類似の行動ができる
人の話を頭から遮断して全身で聞かず、攻撃するようでは国を滅ぼす
日本の大衆は明晰よりも温情を愛し、拒否よりも陽気で放漫な大きさを好む


仕事の原理
目的を明確にし、それ以外には目もくれない
物事を成し遂げるには努力の積み重ね以外にはない
相手が小人であっても長所をみつけ、これを小職につかす。しかし、重職につかせてはいけない
事をなすときは衆議の底を見極めてから動く
外交は相手や自己の状況を把握し、落としどころを決めてかかる。交渉時は余計な雑談はしない。ハラを探られるだけ。
万策尽きたときは息をひそめて沈黙する、あるいはやぶれかぶれの一手に出れば自分を取り巻く状況が変わり、道が開ける場合がある
情報収集は自分に不都合なこともしっかり集めなければならない
統率は下からの怒気を抑えに抑え、ついに抑え切れなくなったときに放つ。エネルギーはすさまじい
能史は穏やかな人柄だが、思想がないため勢いにつく

実践すること
物事をするときは目的を単純明快にし、努力を積み重ねる
外交するときはしっかりと情報を集める
人の訴えは好き嫌いに関わらずしっかりと聞く

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