2014年11月5日水曜日

組織を破壊する「サボタージュマニュアル」から感じる恐怖 〜本日の気になった記事〜

http://www.huffingtonpost.jp/web-directors-manual/management_b_6094014.html

「サボタージュマニュアル」って知ってますか?

その名の通り、組織をサボタージュ(ダメにする)ためのマニュアルとして、二次大戦~冷戦のころにガチでスパイの方々が使っていたモノらしいんですが、まぁとりあえず見てみてください。

以下を実行することで、迅速に「対象組織をダメにする」ことができるらしいんです。

「常に文書による指示を要求せよ。

誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに出来る限り不備を指摘せよ。

準備を十分行い完全に準備ができているまで実行に移すな。

高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。

常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。

些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ小さな間違いも見つけ出せ。

重要な決定を行う際には会議を開け。

もっともらしくペーパーワークを増大させよ。

通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。

すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。

何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。

「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして主張のポイントを解説せよ。

可能な限りの事象を委員会に持ち込み「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。

できる限り頻繁に無関係なテーマを持ち出すこと。

議事録や連絡用文書、決議書などにおいて細かい言葉遣いについて議論せよ。

以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。

「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう早急な決断を避けるよう主張せよ。

あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。」


ここからはナカムラの持論爆発でいっちゃいますが、ディレクションと管理って別物だと思うんですよね。

で、すごく極端な話、上記のサボタージュマニュアルの「逆」を行けばチームやプロジェクトの進みやモチベーションって最大化できちゃうんじゃないかと。

つまり・・・


「文章指示は最低限にシンプルにかつ結論のみで

道具なんかなんでもいいから重要なものからとりあえずやる

完璧をもとめずとりあえず完成させる

基本的に無駄な密室会議はやらず、席で決めちゃう

ペーパーワークは極力減らし、決済権限を各自に持たせる

全てのルールは適宜使い、極度に厳格には運用しない

そして通例に従うか否かを必ず行動前に思考する」


上記が出来てしまえば何の問題もないわけです。

で、そこに管理なんてあんまりいらないんじゃないかなぁと。


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