2012年11月4日日曜日

教育研修ファシリテーター




問題点1:今の研修の典型例
1.       つまらない
 研修そのものが参加者のニーズより主催者の都合が優先。大体のことは本やインターネットで分かる。わざわざ聞きたくない。
2.       身につかない
 研修を行ったからといって何か新しいものがみについた感じはせずすぐに忘れる
3.       役に立たない
 現場側が学びたいことと主催者側が教えたいことがズレている。

問題点2:組織のジレンマと個人のジレンマ
        組織のジレンマ
 今の日本は若い人が減り、人は貴重な資源。しかし、教育にかけるお金は減る一方。
        個人のジレンマ
 高度なスキルが求められているが、学習に時間が割けない

問題点3:今は孤軍奮闘の人が多すぎ→つながりを作る

解決を図る
なぜわざわざ集まるのか?
1.        大きな経験をするため:皆の協働作業で一人では出来ない。大きな経験が味わえるからこそ深い気づきが得られる。
2.        相互作用を起こすため:一人で考えるよりも皆で考えたほうが豊かな知恵が得られる。個人が持つ壁を打ち破るには他人の存在が欠かせない。
3.        仲間を得るため:人は一人では生きられず相手がいるからこそ自分という存在が明確になってくる
教育研修が持つ新しい意味
①仲間の存在を実感する場:対話することにより共通点を発見し共感が得られる。これは共感を通じた仲間。お互いに認め合える関係性の存在ほど組織にとって強いものはない。
②意識改革の源泉となる場:仲間の存在を確認した上で共通の体験と対話を重ねることにより「皆同じことを感じているのではないか?」という期待感とつながりを醸成できる
→仲間を増やしていこうという欲求が高まりモチベーションが上がる→組織の意識改革につながる源泉となる可能性
③気持ちが元気でなる場:「これから皆と一緒に頑張ろう」と元気になって帰ってもらう

結論:「人材開発」と「組織開発」を同時に行う
「人材開発」:人を変えれば組織は変わる→人を起点にして考える
「組織開発」:人同士の関係性の集まり。人の関係性を起点として考える
両方はコインの裏表。つまり人が変われば互いの関わりが変わり、関わりが変われば人が変わる。

具体的に
        研修の狙いと位置づけ
組織など集団が学習する方法は3つ
    OJT→現場で仕事をしながら学ぶ
    Off-OJT→現場で仕事をしながら学ぶ
    自己研修
研修はOff-OJT

        集合研修の3つのスタイル
    知識伝達型(講義型):必要な知識を効率的に伝達。「正しい知識を持った人が持たない人に転移させていく
→底上げ教育:新人には適しているが中堅には物足りない。多くの場合抱えている問題の直接的な解決にはつながらない
    ワークショップを中心とする問題解決型m義具体的な問題解決をしていく学習法
→「人は体験を通じて学ぼうという学習観。参加者主導で特に中堅に有効。反面、効果性は高くとも効率性には見劣り。また、学習を深めるにはファシリテーターの役割が重要。
    振り返りを中心とする省察型:批判的学習モデル
他の二つは学ぶべき目標を達成するための知識やスキルが用意されているが省察型はそれを見つけることを狙いとしている。徹底的な対話を繰り返すことで深い気づきが得られる反面、外から新たな知識や視点を入れないと考えが広がらない

教育ファシリテーターの役割
    個人の主体性
人は自発的に学ぶからこそ気づき達成感が味わえる。やる気を引き出す
    集団の相互作用
場で助けあうことにより新しい自分や他人を発見し、学習と成長が生まれる。一人で気づけないことに気づくには相手が存在するという環境が最大の要素


主体性 弱い
主体性 強い
相互作用 弱い
烏合の衆
勝手自由
相互作用 強い
減私奉公
学び合い

姿勢の重要性
・ 場の関わり方が重要。コミュニケーションでは一人ひとりの個性や価値観を認め合うことにより場に安心感が生まれる。研修は個人では学べないことをわざわざ集まって交流しながら学ぶ
・ 参加者の「自発性」を生み出すためには相手に対して「待つ」「促す」「励ます」という心構えが必要

研修の準備
①5W1Hで明快なコンセプトを作る
Why:なぜ集まるのか?
Who:どんな人か?(対象)
What:何を目指すのか?
② 研修を構成する3つの要素
チーム:どんな人を集めるのか?
プログラム:どんなシナリオで研修を進めるのか?
ファシリテーター:活動をどのように舵取りするのか?

講義のポイント
3つの学習方法
        聴く:テキストを読むだけでなく自分の言葉でしっかりと伝える。テキストに書いていないことをいかに話すか?
        見る:pptだけではなく、ホワイトボード、紙などを使って動きを出す
        考える:うまく質問を重ねれば豊かな対話が始まり、理解が深まる。しかし、人は人前で話すのが苦手。いかに対話を促進するかスキルが必要

話し合いの3つのモード
        会話:目的→交流、共有
   やり方→思いつくままに話す、理解よりも共有
        対話:目的→探求、発見
   やり方→結論をまとめようとせず、新しい仮説を導く
         思い込みを疑い、多様な視点から考える
        議論:目的→結論、合意
   やり方→意見をぶつけ合い、より良い答えを導く


 ファシリテーターを目指す!

0 件のコメント: