考え方
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人間は現実から一歩離れてこそ物が考えられる。現実から離れる時間は大事。
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自分の命をどう使用するかそれを考えるのが陽明学的思考法であり、考えにたどり着いたらそれを常に燃やし行動する。人から見たら狂人に見え、自ら狂人とする。
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常に自分の心と対話する。心に動揺があった時それを観察し、沈め冷静になった後心の命令に従う
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目的専一主義
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知れば知るほど人間の行動欲や行動が衰弱する
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原理主義者。学問は参考材料の一つにすぎない。行動できなければ意味が無い。それは学問の技術者。実学をまなぶ。これは良知を行動まで落としこむこと
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自分の目的にあう事柄以外はすべて「余事」である
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人間にとって必要なことは視覚を変えることがあり、他人の視覚を面白がる。また離れるとものがみえやすい。
学問
・ 学問は人から教えられるものではない。自分の好きな部分を自分でやるもの。
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世の中の矛盾に即決対処できるようになることが学問。即決対処できるには自分自身の原則を作ることが必要。その原則を探す。
男子
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けんかにしろ、勝負の技術など問題ではない。気合が問題。男子が男子たる所以は、志の有無。志とは人生のテーマというべきもの。志の高さ低さによって、男子の価値が決まる。しかし、志ほど壊れやすいものはない。多感だから。英雄ほど女に溺れやすい
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女に惚れると困る。道具(身体)が好むのは構わないが霊(心)まで惚れると戦慄し自分を見失う。女が相手の男の沈黙が気になるというのは惚れた証
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自分をしばりあげている拘束こそ、男たらしめる大事な条件
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自分の情熱に命を張る
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人の好意には素直に感謝しつつも自分の意見を貫き通すのが真の男
対人
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相手の表情で相手の気持ちを察する
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奇人は風景でいう奇石。鑑賞するにはいいが、何の役にも立たない。しかし、単に挙動が風変わりで世の中に調和しないだけなら価値がある。しかし、奇人には口先鋭いが行動がともわないことが多く、人物ではない
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山師ほど初対面で自らのことを過剰に話したがる。
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人情や義理を別にして仕事に没頭できることは素晴らしい。信用を第一とすることを目的とする。
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相手の主張の基となっている根本を見抜く
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議論では怒ってはいけない。負けであると告白するようなもの
リーダー
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心得:世界はどうなる?日本はどうなる?されば職場はどうなる?という見通しがたたなければささいなことも決められない
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英雄とは流行や時勢のさかでその熱気を利用して大仕事をする
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私情も命も捨ててかかっている人間にはかなわない
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方針は進むにしろ退くにしろ切れ味が良いものでないといけない
世の中
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剥いてしまえばただの人間にすぎぬものを権威を持たせる場合、仕掛けが必要
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世の中で最も大事なのは出処進退。出と進は上の人の助けが要るが処と退は自分でできる
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世の中は力があるものの意で動く
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皆が正しいと思うことは断固行うべし!「物事は単純にいかぬ」というのは無能者の言い草。日本人の欠点!
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日本人は物事を練磨し習熟しようとする。剣術が良い例。しかし、西洋人は誰でもできるよう工夫することにより広めようとする
物事の進め方
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胆をうばってから道理を説き、酒宴で打ち解けさせる
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本気で向き合うのが良い。馬鹿な事でも本気でやる手合いにはかなわない
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人をよく教育し、気遣いができる人間は使える人
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大改革は自分では出来ない。他人の手(外圧)が必要。しかし、噂を広めて抵抗勢力をあぶりだすことと覚悟を決めさせることはできる
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何事をするということは何かしら害を与えるということ。何者かに害を与えるという勇気がないものに善事ができるものはない
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小田原評定のようなギリギリの段階では救いなどない。策にも必ず欠点があり双方がそこをつくと決まらない。一案を信じる以外道はない
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弱者が戦に勝つには非常識なことをしないと勝てない。
特に
・ 志の高さ低さによって、男子の価値が決まる
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人情や義理を別にして仕事に没頭できることは素晴らしい
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見通しがたたなければささいなことも決められない
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皆が正しいと思うことは断固行うべし!「物事は単純にいかぬ」というのは無能者の言い草
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何事をするということは何かしら害を与えるということ。何者かに害を与えるという勇気がないものに善事ができるものはない
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